中国に迫る食糧危機 食糧の輸出大国から輸入大国へ
中国当局は2月、長年採用していた穀物生産の自給自足という方針を放棄した。この政策転換は輸入量を増加させることを意味し、13億人の腹を満たすために世界の資源が搾取されるという意味では、悪い知らせだ。
当局の統計によると2013年、中国は6300トン以上の大豆を輸入した。この数字は2000年の6倍に当たり、国内生産を8割に押し下げた。小麦、米、トウモロコシも同様に輸入量は増加している。しかし食料需要は増加している。中国農業省の曾衍德氏によると毎年500万トン以上も需要は増えており、食糧供給のひっ迫は長期に続くと2013年12月に発表している。
世界の農業事情に詳しい専門家シャファリ・シャーマ氏は「中国の需要の微々たる増加は、他国の輸出の大幅な増加を意味する」と指摘する。また穀物生産には「土地と水資源が不可欠」であり、その犠牲を他国が払うことにも警鐘を鳴らす。例えば中国輸出向けの「もやし」の生産には、米国5万世帯分の水が使われており、ブラジルでは中国の大豆市場向けに大規模な森林伐採を行った。
シャーマ氏によると、米国穀物会議では、中国は2022年までに1900万~2000万トンのトウモロコシを輸入する必要があると推測する。その量は世界市場における3分の1を占める。
米国農務省の最近の発表によると、同国の食物・農産物の最大輸出国は中国で、全体の2割を占める。2013年、中国の食糧輸入量は6年連続で過去最高を記録し、大豆、小麦、トウモロコシで267億ドル(2兆6700億円)に達する。これは、中国は食糧の輸出大国から輸入大国へのスイッチが入ったことを意味している。
耕地汚染と畜産の消滅
また中国は畜産業についても政策転換が迫られている。畜産は多くの資源を必要とするが、13億人のための畜産を維持するには、中国国内では耕地や水不足が懸念されている。
ドイツ在住の材料工学博士・王傑遜氏は、近年の中国当局による大規模な土地収用、生態退耕、農業構造調整や自然災害による損失、耕地の汚染などの問題により、中国の耕地面積は減り続けているという。
「多くの田畑は収用され、過度に開発された。多くの高汚染企業が大都市から農村に移転し、農業従事者も減り続けている。同時に汚染企業が未処理の工業廃水を大量に排出し水質汚染問題も起きている」と指摘する。
2013年の中国政治協商会議では、中国の耕地の16%が重金属汚染にさらされ、大都市の状況はさらに深刻だとの調査結果が発表された。特に広州市では半分以上の耕地がカドミウム、ヒ素、水銀などの重金属に汚染されており、遼寧省八家子の耕地からは基準値の1.6倍のカドミウムと鉛が検出されているという。
これらの汚染穀物を畜産向けに利用した場合、人体の影響は明らかではないが、良い影響をもたらすとは思えない。
国際農林水産業研究センターの銭小平氏は、中国の所得向上により食の多様化・洋風化が進み、畜産物消費は2030年には2005年の1・9倍になると予測している。しかし中国は国内生産および輸入量を足しても食糧需要に見合わなければ、穀物を大量消費する畜産業を諦めなければならなくなる。
中国工程院の袁隆平院士は、中国の食糧危機は逃れるすべがなく、いつでも社会危機を引き起こすだろうと警告する。「目に浮かぶのは混乱、食人、飢餓で迷う人々の姿。この状況はいつでも発生する可能性があり、そして避ける事は出来ない」
同じような内容の記事が産経新聞にも載っていた。予想されていたことだが、二千年前と同じで全然進化していないなw せっかくご先祖様が子孫の為に、詳細な歴史を命懸けで書き残してくれたのにねwww 逆に、東の野蛮な小国であるはずの日本が、孔子や中国の歴史を重視し農民を教化して、現在の経済大国にまで発展を成し遂げた。なんと皮肉な話であろうかwww
>「多くの田畑は収用され、過度に開発された。多くの高汚染企業が大都市から農村に移転し、農業従事者も減り続けている。同時に汚染企業が未処理の工業廃水を大量に排出し水質汚染問題も起きている」
こんな国から食糧を買っているイオンは、日本人を害する売国企業だ! 岡田は処刑されて然るべきだと思うけどねwww なぜ裁判も追求もしないんだ?ホテルの食品偽装の時には、あれほど大騒ぎしていたくせにwww
日本も食糧自給の対策を真剣に考えなければならない。「世界的な食糧難」という事態に陥れば、頼れるのは「自分」しかいないのだ。シナチョンと仲良くしても、食糧を分けてもらえるはずも無い。奴らは「盗む」か「奪う」しか能が無い、賊徒だからな!
重金属による中国の食糧汚染、年間1200万トン 詳細を国家機密にして逆に広がる疑心暗鬼
中国の土地汚染がますます深刻化している。ある農業の専門家によると、毎年、1200万トンもの食糧が重金属によって汚染されているという。政府は今年4月に初めて「全国土壌汚染状況調査公報」を発表したが、その内容はかなり大雑把なもので、より詳細な内容は「国家機密」を理由に公開されていない。公開することによって、各地でパニックが起こるのを恐れているのだろうか。
「全国土壌汚染状況調査公報」は、2005年4月から13年末までの長期にわたって全国調査した結果をまとめたもので、調査面積は630万平方キロに及ぶ。それによると、汚染物質によって基準を超えている土壌は全国の16.1%に達している。軽微、軽度、中度、重度の4段階に分けると、それぞれ11.2%、2.3%、1.5%、1.1%となっている。
汚染物質ではカドミウム、水銀、鉛といった重金属が全体の82.8%を占めている。地域別には長江下流域や珠江デルタなど南方の汚染が際立っている。このほか工業廃棄物関連では、調査した81カ所のうち約35%が基準を超えていたなどのデータが載っている。
だが中国紙の経済参考報は、公表されたデータだけでは全体の傾向は把握できたとしても、個別の詳細な状況は未公表なので、被害の本当の深刻さが分からないと厳しく批判している。
昨年初めに、北京のある弁護士が環境保護省に対して土壌の汚染状況の詳細データを公開せよと要求書を突きつけた。ところが返ってきた回答は、国家機密なので公開できないという内容だった。
中国農業大学の朱毅副教授によると、毎年1200万トンもの食糧が重金属によって汚染されていて、被害金額は200億元(約3270億円)に達する。失った食糧で4000万人も養えるという。
経済参考報の記者が汚染のひどい珠江デルタなどを視察した。広州市では昨年、コメを抜き取り検査したところ、カドミウムの基準を超えていたものが44.44%に達した。とりわけ広州市北方にある韶関大宝山という鉱山は汚染が深刻という。
こうした詳細な情報を公開すれば、あるいは地元住民はパニックに陥るかもしれない。しかし情報を公開しないから、余計に住民が疑心暗鬼になっているともいえる。多少の混乱があっても、まず実態を明らかにすることが、問題解決のスタートになるのではなかろうか。
官僚や商人ばかりが私服を肥やし、農民は虫けらの如き扱いの国だからなw 状況は二千年前よりも悪化している。重大な大気汚染は、中国国民の健康を損なうだけではなく、自然環境にも深刻な被害を与えている。今の季節の北京で、気温が41度喪上がるなんて明らかに異常だろwww